動物病院レッスン

パピークラス 第4クール 第2回目


今日のパピークラスは、名前を呼ばれたら飼い主さんの元へ戻る練習です。

皆さんのワンちゃんは、名前を呼んだとき手元に戻ってきますか? 洗濯物やスリッパなどイタズラされて、返して欲しいのに咥えられたままリビングを追いかけっこになっていませんか?

名前を呼ばれるとつい嬉しくて飼い主さんの元へ一目散に駆け寄ってくる様になる呼び戻しの練習ですが、今日は呼び戻しの基本練習です。

 

まずは首輪にアクセスされることに対して、良いイメージを持たせるために、オヤツを使って、首輪に手が伸びてきて掴まれるとオヤツが貰えることを学習させます。首輪に手が伸びてきても抵抗がなくなってくると、ワンちゃんに飼い主さんが近づいて首輪を掴もうと手を伸ばすと、ワンちゃん自身から寄って来る様になります。

 

日常生活の中で、飼い主さんはワンちゃんを捕まえる状況が出てきます。スリッパをイタズラされて取り上げたり、目ヤニがついていたり、水を飲んだ後のビショビショのアゴを拭くなどなど、何気なくワンちゃんを捕まえていますが、ワンちゃんにとっては飼い主さんに捕まった時は嫌な事をされると思いがちになります。その様な状況が続くとワンちゃんは、飼い主さんが捕まえようとする時は逃げようと思うようになります。

 

パピーの頃から、飼い主さんが捕まえようとする時、呼ばれた時は美味しい思いができる、遊んでくれて楽しいなどの経験をたくさんさせておく事で、顔を拭かれたりなど、多少嫌な事されても手元に呼び戻すことが出来る様になります。

 

ワンちゃんを追いかけ回す前に、一粒オヤツを持って楽しい経験をさせてあげてみてください。 我が家の愛犬のゴルビーは、1度立ち止まって考える時がありますが(^_^;) 呼ばれたら私の所へ来てくれます。ただ、シャンプーする時はだいぶ渋々と足取りは重いですが(^_^;)