第7回 スタディ・ドッグ・スクール 継続セミナー
今日はスタディ・ドッグ・スクール®本店の主催する継続セミナーをビジョナリーアーツ専門学校の教室をお借りして開催いたしました!
今回で7回目を迎えました。関東各地、遠方ではなんと熊本県からのご参加、お忙しいところご参加いただきましてありがとうございました!
今回は、スタディ・ドッグ・スクール®代表の鹿野が講師を務めさせていただきました。
表題は「ほめるしつけ」を越えたポジティブトレーニング~Emotion Management~ と題しまして、犬の気持ちにアプローチするときの方法や考え方をご提案させていただきました。
最近では”褒めるしつけ”という言葉が独り歩きし、トレーニング手法論が先行することで犬との適切な関係が築けなくなってしまい困っていらっしゃる方も多くいます。
犬に座るや伏せる待てなどを褒めて教えることは良いことだと思いますが、重要なポイントとして気を付けていただきたいのですが、座れ伏せを褒めて教えたからと言って犬たちは人社会に順応できる、または、吠えたり、噛みついたり問題行動を修正できるかといったらそうではありません。
あくまで座れ伏せなどのトレーニングは、異種間である犬と人がコミュニケーションを構築させるツールであることを理解しておくことが重要で、いくら吠えやまない犬に対して座れのコマンドを提示して吠えを止めさせようとしてもなかなか修正することは困難です。興奮状態の犬に冷静に座りなさいということはちょっと難しいですよね。
まずは、犬の感情を上手にコントロールできる関係性を結ぶ必要があるということです。例えば、犬が大きな音がする車が近付いてきて怖くてパニックになりそうなときに、大丈夫だよとなだめて落ち着かせることができるかがポイントだと思います。ある程度犬の興奮性をコントロールすることが出来るのであれば、吠えを修正する、噛みつきを修正するといったトレーニングは効率よく学習させることが出来るでしょう。
座れ伏せなどのトレーニングを通して、犬とのコミュニケーションを深め感情をコントロールできるようになってから、教えたコマンドを日常生活にどのように応用していくのか、問題行動修正のプログラムにどのように組み込むのかを構築できるような考え方ができると、人も犬もお互いにハッピーになれると思っています。
懇親会でも犬のマニアックな話が出来てとても刺激になりました。今後とも継続セミナーは続きますので皆様よろしくお願いいたします!
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