引っ張らないでお散歩するトレーニング
今日の出張レッスンは、柴犬のマリーちゃんのお散歩練習です。
引っ張らないでゆったりお散歩することが目標!あとは、車が苦手で近くを通り過ぎる車に対して吠えたり、追いかけようとしたりするので飼い主さんはいつか事故に遭ってしまうのではないかと心配です。飼い主さんの心配をよそに、遊び盛りで好奇心旺盛なマリーは地面や周りの匂いを嗅いだり、木の枝を見つけては咥えて振り回したりとお散歩を楽しんでいます。
ただ、体も大きくなり力もついてきたので、マリーの引っ張る力に翻弄されてしまう時もあります。マリーにしてみると好奇心の赴くままに五感を総動員して色々なものを確認しているのですが、集中するとリードで繋がれていることを忘れて無我夢中で引っ張ったり飛び出したりしてしまいます。
皆さんも愛犬のお散歩中にヒヤッとした経験はありませんか? 特に大型犬は力が強く、いきなり引っ張られると女性の力では止めることが出来なかったり腕が抜けたかと思うくらいの衝撃がありますよね。他にも、路地から出るときに飛び出して自転車にぶつかりそうになったり、道路が狭い場所で車とすれ違う時にいきなり飛び出して地面の匂いを嗅ぎだして車に轢かれそうになったり、地面に落ちているものを食べてしまったという状況もあると思います。
実は、お散歩で人の横をゆったり歩くことって非常に難しいことなのを知ってほしいです。外は犬にとって好奇心をくすぐる刺激が沢山あります。他の犬の匂いだったり、誰かが落としたお菓子の屑、スズメなんかは狩猟欲求を掻き立てる存在です。そんな誘惑が沢山ある中で自分の速度をコントロールして飼い主さんの横を冷静に歩くなんて色々なトレーニングをしないと難しいことです。
中には特別なトレーニングをしなくても歩ける犬も居たりしますが極々稀なことです。お散歩中の事故を防ぐためにも、愛犬の安全、飼い主自身の安全を守るためにも歩行練習は必要なトレーニングです。
最近のマリーは、お散歩中でも飼い主さんから声をかけられればすぐに振り向きますし、飼い主さんが止まればすぐに止まってくれます。今日のトレーニングでは、お散歩開始の5分くらいは興奮して嬉しそうにピョンピョンしていましたが、ひとしきりして落ち着くと、飼い主さんの横をゆったり歩くことが出来ました!
この調子で、楽しく安全にお散歩が出来るようにレッスン頑張りましょう!
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