犬は自分の名前を知っている?
今日はアイリー動物病院のパピークラス開催です!
「犬は自分の名前を知っている?」 ということで呼び戻しの練習!
呼べばすぐに飼い主さんの元へ駆けてくるワンちゃんの姿は可愛いものです。しかし、犬たちは最初から人の言葉を理解しているわけではないので、いきなり出来るものではありません。犬に分かり易く教えてあげることが重要です。
呼んでも来なかったり、逃げ回って捕まえられない場合は、一度日々の生活を振り返ってみましょう。実は、何気なく犬を呼んだ後にしていることがポイントで、クシで毛をとかす、耳掃除やシャンプー、いたずらしている時など犬にとって不都合な時に名前を呼んでいる場合が多いと思いませんか?
犬は生活の中で色々な経験をしていきますが、呼んでも来なかったり来るまでに少し間があったりする場合、犬はこんなことを考えているはず。
「あれ?飼い主さん呼んでるけど何だろ? ご飯だったら行ってもいいけど匂いしないし違うなぁ。」 「あれ?クシもってない?やばいなんかガシガシやられるやつだ!逃げよう!」 などなど、犬を呼ぶときって大抵、犬にとって嫌なことをする時が多いですよね。
このような経験をしていると、名前を呼ばれたときにまず警戒されてしまうので、飼い主さんたちは次に「ご飯だよー」とか「オヤツだよー」とか言って犬たちをだまします。捕まった犬たちは「だまされた―!」となってより警戒するようになります。
そうならないためにも、小さい頃から呼ばれたときは良いことが起こることが前提として教えておくことが重要です。たまに嫌な子とされるけど、オヤツとかくれしまぁいーや ぐらいに思ってもらえるようにしてあげることがポイント。
呼び戻しをしたとき最終的には抱っこしたりもするので、首輪をもつとか抱っこすることもセットで経験させておくと良いと思います。オヤツを一粒持って、名前を呼んで首輪に手を伸ばします。抵抗せずに首輪を持つことができたらオヤツをあげましょう。次第に首輪を持たれるとオヤツがもらえると学習するでしょう。繰り返していくうちに、「名前を呼ばれたら」⇒「首輪を持たれるから」⇒オヤツがもらえて嬉しい! という図式が成り立ちます。 この図式が根底にあれば、たまに耳掃除されたりしても来てくれるようになります。
呼ばれた後に嫌な経験より良い経験が多いことが重要です。
皆さんもご自宅でワンちゃんを呼ぶときに一粒オヤツをポケットに忍ばせておいてみてはいかがでしょうか。いつもと違うワンちゃん達の反応が見られると思いますよ!
今日は、ビションフリーゼのミミちゃんの修了証書授与式。
同世代との遊びよりも人が大好きなミミちゃんでしたが、新しく参加してくるパピーの友達と上手に挨拶してくれるので、新規のパピー達も怖がらずに良い経験をすることが出来ました! またあそびに来てくださいねー!
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